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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2011

小山内護が千歳市立緑小学校を訪問!

『長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント』では、地域貢献活動の一環として、ジャパンゴルフツアーメンバーによる小学校訪問を実施。今年は大会週の7月19日(火)に、昨年のディフェンディングチャンピオンの小山内護が、開催コースのザ・ノースカントリーゴルフクラブから車で10分程の場所にある千歳市立緑小学校を訪れ、小学5年生約50名と楽しいひとときを過ごした。

体育館の入口に小山内が現れると、待ちに待った子供たちから大きな拍手が沸き起こった。「こんにちは!」の元気な挨拶が響きわたり、まず最初はプロによる講話の時間。
「将来何になりたいか目標を持っている人は?」の問いかけに、子供たちが一斉に手を挙げる。スポーツ選手、水泳選手、弁護士などのさまざまな夢が飛びかう中、プロゴルファーになりたい人が3人いることを知ると、小山内の目尻がさらに下がる。
「勉強が得意な人はスポーツ選手にはなれません!?」などと冗談を言いながら、自らの子供時代を振り返った。

「僕は小学校の時には運動と外で遊ぶことしかしなかった。まず学校の中休みの時間には絶対外に出て校庭で野球をやっていたなぁ。学校が終わってからも15時から18時までは泥だらけになって外で遊び、よく友達の家でご飯食べてから帰っていたよ。いつも帰りが遅くなって母親に怒られていたけれど、それでも外遊びの方が楽しかったからね。」
「いま膝小僧をすりむいている人はいる?」との思いがけない一言にどっと笑いが起こったが、すかさず「それが小学生なんだよ!テレビゲームは1日1時間にして、あとは外で野球やサッカーをして思いきり遊ぼうよ。」と力説した。

恒例のプロへの質問コーナーでは、「なぜプロゴルファーになろうと思ったか?」と聞かれ、「20歳の時に美容師の学校に行こうと思ったら、ゴルフ場に入っちゃった。間違えてね。」と返答したり、「優勝賞金はいくら?」のストレートな質問にも「260円」「26,000円」とユーモアたっぷりに切り返し、終始子供たちを和ませていた。

そして次に、代表児童9名とスナッグゴルフを体験。
緑小学校では今年から、4・5・6年生の12名で、スナッグゴルフのクラブ活動を月に1〜2回行っている。
まずはプロがお手本を披露。実は、小山内はスナッグゴルフをやるのもクラブを見たのも今回が初めてとのことだったが、そこはさすがプロ。一球目からナイスショットを連発。
「わぁーすごい!」「コントロールがいい!」と子供たちは大興奮。
小山内が「ボールをよく見て思い切って振ること。あとは方向をきちんと見て」とアドバイスを送ると、みんな真剣な眼差しでボールを打ち始めた。マットを打ったり、空振りする子供には「構えた腰の位置を意識して、ずっと目の高さを変えないように」とわかりやすく指導し、良いショットが出始めると「うまい!思いきり打っていいよ!」と優しく声をかける。

いよいよ最後のお楽しみは、プロとのジャンケン大会!
勝った人には帽子とサイン入り色紙のプレゼントがあることを告げると、「イエーイ!やったー!」と熱気は最高潮に。
そんな中、小山内は貰えなかった子供たちのがっかりした表情を見逃さず、急遽ボールにサインを入れてみんなにプレゼントすることを決めた。
「明日学校に届けるから、一個ずつ受け取ってね!」

全員で記念撮影後、小山内は「みんな元気がよくて、とっても楽しかった〜。これからスナッグゴルフをやりたいという人が最初より増えたし、プロゴルファーになりたい人も増えたし、良かったです。今度僕が北海道に来たとき、時間がある限りまた小学校に寄らせて頂くので、顏覚えておいてね!今週テレビ放映もあるので、応援してください!」と挨拶し締めくくった。

子供たちが2列に並び体育館の出口まで花道を作り、プロをハイタッチでお見送りすると、子供思いの小山内は、またまたサービス精神を発揮。
「サイン色紙を持ってきた人はサインするよ〜」の一声で、あっというまに長蛇の列が・・・。予定時間をオーバーしても、笑顔で一人ひとりに心をこめてサインを書き続けていた。

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