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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2011

小山内護は「面白くなってきた!!」

この日3日目は、インスタートのいわゆる“裏街道”となる9番ホールから上がってきたディフェンディングチャンピオンは、顔をしかめて「あんなしょうもないところから、ボギーを打っちゃった」。

さらにアテストを終えて、スコア速報を確認すると、なおさら悔しさが募る。
当時はトップのスコアがまだ通算9アンダーだった。
「2(アンダー)のまま、来られれば明日は俺もなんとかなった」。

3日目を終えて結局、通算1アンダーは15位タイに、「今日は1番でもしょうもないボギーをしてしまったし」と、愚痴っていたが、ホールアウト後にチャリティフォトサービスを申し込んでくれたファンから「去年のプレーを見てファンになりました!」と声をかけられ、すっかりゴキゲン。

昨年覇者は、ここザ・ノースカントリーゴルフクラブで最終日に1日7アンダーを出したことがある。2007年大会は、それで6位タイにつけた。相性の良いコースでもある。

このオフから改造に着手したスイングも、ここにきて徐々に上向き。
「あとは、グリーンが読めるかどうか」と、腕をまくった。
「明日だね」と、ニヤリと笑った。
「明日爆発したら、俺だって分からない。面白くなってきたね!」と、たちまちノリノリ。首位との10打差もものともせず、ツアーきってのお祭り男が大会初の連覇ボーナス2000万円を視野に入れた。

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