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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2011

大会ホストプロ、丸山茂樹が「4日間きちんとプレーしたい」

本戦を目前に、丸山が苦しい思いを吐き出した。「ホストプロとして、強気なことが言えないのがつらい」。

大会主催のセガサミーホールディングスと所属契約を結んだのが昨年。本戦前日に、里見治・代表取締役会長兼社長も同席して開かれた記者発表会で、「この大会を含めて毎週毎週のトーナメントで一生懸命に戦って、優勝することが何よりの恩返し」と、力を込めた。

しかし2年目の今季は、4度の棄権を含めて一度も決勝ラウンドに進んでいない。有言実行とはほど遠いこの現実に、ホストプロの顔がゆがむ。
「ほんとうに申し訳ない限りです」。

米ロサンゼルスでふくらはぎの靱帯を断裂したのは今年2月だ。歩くことすらままならず、「40日間、寝たきりだった」という。
ようやく、起き上がることが出来ても、全身の筋肉は弱り切っていた。
それでも、開幕に間に合わせようとして、トレーニングや練習で無理を重ねたのがたたった。痛みは腰や臀部など、下半身全体に広がった。

7月に大学病院で精密検査を受けて確たる治療法が見つかって、徐々に回復に向かっているのはいいが、「まだリハビリの途中で」。このホスト試合を目前にして、とても万全の状態とはいえないのが悔しい。

「みなさんは、僕の状況をよく分かっていてくださって、理解してくださっているのは有り難い」。だが社長をはじめ、関係者のみなさんのいたわりの視線が、トッププロにはかえって堪えることもある。
せめて、全力プレーで報いたい。
「結果はともかく今週は、4日間きっちりとプレーがしたい」。
米ツアー3勝の実力者が今季初の決勝ラウンド進出を誓った。

写真=どんな逆境にも笑顔を忘れないのが丸山の真骨頂! 怪我からの復活をかけて、ホストプロが立ち上がる。

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