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首位タイに原口鉄也は「明日こそ、アグレッシブに」

海外の強豪がひしめく“インターナショナルツアー”で、初日首位につけたのは、2人の日本勢。うち一人の原口は、プロ15年目の37歳。もうベテランといってもいい域に達しているが、会見場にやってきてもどこかソワソワ。

一段高くなったステージ上にある会見席は、大きな大会ボードをバックに、色とりどりの大きな花と、真っ赤なポインセチアに飾られ、豪華絢爛。

「こんな風になっていたんですねえ・・・」と感心しきり。大きなソファーを前に「ここに座ってもいいんですか」と初々しく、「初めてここに来たもんで」と、照れまくった。

錚々たる顔ぶれが歴代チャンピオンを飾る今大会。シード選手にさえ、敷居の高いトーナメントは、その原口でさえ今年でやっと6回目の出場を数える。その価値は長年やってきたからこそ、なおさら染みいるものがある。

もちろん、ここフェニックスカントリークラブの難しさも。
インスタートの前半は11番からの3連続を含む4つのバーディで折り返すと、「途中から、ノーボギーで回ることばかりに意識が行ってしまって」と、頭を掻く。
「フェニックスで、ノーボギーなんてと思ったら、思いきり振れなくなってしまった部分もある」と、守りに入ってしまった後半には後悔も少々あるが、それでもこのコースで自身初のボギーなしのラウンドは、「自信になる」と、大きく頷く。

まして最終ホールに来るまでは、確認する余裕もなかったスコアボードのてっぺんには、自分の名前。「世界のトップランカーも、一杯出ているのに」。それらをみんな見下ろす首位発進に、胸も高まる。

「ラッキー、アンラッキーがなくて、景色も良い。コースのレイアウトも大好きで、回っていてすごく気持ちいい」と、好発進には改めて、コースへの思いが沸きだした。
「・・・なんて、気持ちよく言っていられるのも、きっと今日だけなんですが」と、我に返った。
「明日、明後日、最終日と、きっとまた、雰囲気が全然違ってくると思う」。終盤になればなるほどプレッシャーも増していき、思うようにプレーをさせてくれないのもまた、大舞台たるゆえんでもある。
気合を入れ直した。
「明日からは、もっとアグレッシブに行きます」。
そして、この大舞台でプロ15年目の初優勝を掴んでみせる。

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