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日本オープンゴルフ選手権競技 2011

2週連続Vがかかる久保谷健一は

先週は、9年ぶりのツアー通算5勝目に引き続いて「曲がり倒した」と、あいかわらずボヤキ倒して、今週もV争いに加わった。

「もうちょっと、まともに球に当てたい。そうしたら、楽しくなるかも」と、確かにショットの不調を自覚したままでは、ゴルファー日本一を決めるこの難コースでは、なおさら苦しい。

この日も狭いコースの攻略として、ドライバーで打つティショットは4ホールにとどめたが、「それでもフェアウェイに行かない」と、嘆く。
また、仮にフェアウェイに置けても「乗せるのも精一杯なんだもの」と、やっぱり今週も自分を責め続ける。

「トッププロなら、ワンピン距離に乗せるでしょう。僕が一流になれないのはそこ」と、どこまでも自らを貶める。

その中でも一縷の望みは「予選通過出来たこと」。超マイナス思考の男にも、もちろん美学はあって、「優勝のあとの予選落ちは、一番みっともないと、思っているから」と、首位と3打差で大会を折り返しながら、今週初めて自らに下した好評価がそこ、というのがなんとも・・・・・・。

とにもかくにも、今週一番のノルマをクリア出来たら「あとは、思い切って気楽にやるだけです」。2週連続Vにむけ、今週も久保谷がボヤキ続ける。

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