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ANAオープンゴルフトーナメント 2011

金庚泰 (キムキョンテ)は「もう疲れちゃって・・・(笑)」

賞金王は、病み上がりだ。
先月の「VanaH杯KBCオーガスタ」は酷暑のラウンドに、熱中症にかかった。それでも72ホールを回りきり、6位タイに入るのが精一杯だった。

まさに倒れ込むようにホールアウトしたそのあとは、2試合で無念の欠場をするしかなかった。しかもあいにく先週は風邪を併発して、ほとんどクラブも握れなかった。「これではいけないと、どうにか1ラウンドはしてみたのですが・・・」。

と、急にひそひそ声で、「内緒ですが、81も打ってしまったんです」と言って照れ笑い。
結局、完全休養を決め込んで、たっぷり2週間のオフを母国韓国で過ごして戻ってきた。

前日火曜日の練習ラウンドは、「ものすごく元気だったんですよ」と、専属キャディの児島航(こじまわたる)さん。「久しぶりのラウンドだし、北海道は気持ち良いし、テンションが上がったみたいなんですが」。

やはり、2週間のブランクは、体の奥底に残っていた。
翌水曜日のこの日のプロアマ戦は、「スタートホールから、もう疲れを感じてしまって」。
けだるさと戦いながらの18ホールとなった。
長く寝込んだ分だけ、回復には時間がかかる。
やはり道内で行われた7月のセガサミーカップで今季初Vをあげて、賞金ランクは2位で迎える3週ぶりの日本ツアーも「今週は、ちょっとどうですかねえ」と、一応は不安げに語った賞金王だが・・・。

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