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Novil Cup 2010

田島創志 優勝インタビュー

慎重にラインを読む
ツアー開幕戦にむけて、2010年好スタートを切った田島創志。
優勝の要因と2010年シーズンの目標を伺いました。

(優勝おめでとうございます。)
いやぁー、緊張しましたね。最後の方のパターはプルプルしていましたから。
(今日はパターが勝因じゃないですか)
今日はパターが良くはいりました。ミスパットをしたのは13番だけで、あとほぼパーフェクトに、自分でもビックリするくらい入りましたね
シード落とした原因はイップスだったので、イップスに3年くらい悩んで、、、思うように打てなくなってしまって、長尺を使い始めたんですけど、なかなか入ってくれることが少なくて、今シーズンは普通のパターを使っていたんですけど、今週はコースに来てみたらすごくグリーンのコンディションが良くて早くて、これはイプちゃんが出てきたときに対処できないなと思って、今週は中尺を使いました。ごまかしました。
今週、パターも良かったんですけど、これまでコーチにスイングに変な癖がつくからフェードしか打っちゃダメと言われていたんですけど、今季からドローも打って良いよと言われて(コーチの堀尾研仁)、幅があるゴルフが出来るようになった。セーフティの方から曲げて攻めることが出来るようになった。

(シードを喪失してから苦しい時期が続きましたね)
シードを落としたのはイップスが原因だったんですけど、その後、この2年間は道具に悩まされました。ヘッドの大型化についていけなかった。ヘッドが大きくなって、自分の今までのゴルフだと、飛ばない、曲がる、、、自分に合う道具を見つけるために、すごく勉強しました。
昨シーズンはチャレンジでも結果が出せないでいたけど、ファイナルQTの前くらいから、昔使っていた小さいヘッドのドライバーを引っ張り出して、それからドライバーが安定してきた。
去年の丸山さんもそうでしたけど、昔からの打ち方なので。420cc以上のヘッドのドライバーは僕には打ちこなせません。
ティーショットが安定すると、元々、アイアンショットは悪くなかったので。今週もドライバーショットはほとんどフェアウェイにいってくれたので組み立てが楽でした。

(ツアー参戦にむけてオフはどのように過ごされたんですか)
今年はオフのトレーニングをちょっと変えてみまして、練習はインドアでやってみました。シュミレーションゴルフですね。今のインドアは弾道解析とかフライトシュミレーターとかでかなり現実に近いものになっていて、打ったらすぐに正確な入射角とか飛距離とかが出てきて。
これまでは目で打球を追いかけてしまうことで、いろいろ考えてしまったけど、インドアだと冷静にスイング作りに集中することが出来ましたね。無理に振らなくなりました。それが良かったかなと思っていますね。その分、コースで生きた球を多めに打ってきました。
あとは2月にアジアンツアーの開幕戦を推薦で出させてもらいまして、その後にパールオープンに出場して、自分が優勝争いに加わるために足りないところを感じることが出来て、ドライバーの飛距離が足りないとか、いい勉強をして開幕に備えることが出来ました。

(今シーズンの目標)
もちろんシードを取り戻したいし、この優勝の味を、ツアーでまた味わいたいという気持ちもあります。
でも、まずは安定して戦える選手になりたいですね。Top10を積み重ねていける選手になりたい。毎週、毎週上位で戦っていくことはすごく大切。あとは自分の足りないところを練習していきたい。
  • ホールアウト後、優勝を確信して笑顔の握手
  • 久しぶりの優勝 笑顔のフォトセッション

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