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ダンロップフェニックス 2010

金庚泰(キムキョンテ)は4位、石川遼は辛くも決勝進出

しっかりと、追随して離れない。現在、賞金ランク1位の金は、この日は13番から「ショットが悪くなった」というが、それでもすべてパーにおさめて、安定感は相変わらずだ。

「このコースは難しいけれど、ボギーは今日6番のひとつだけ。この調子で毎日、3アンダー前後で回れれば良いと思っている」との欲のなさが、何より好調の要因だ。
9月から優勝2回を含めて出場8試合で、1度もトップ10を外していない。
韓国勢としても、初の賞金王にむけて一歩一歩、確実に階段をのぼっていく。

その金を、約1300万円差のランク2位で追う石川遼は、通算5アンダーは首位の池田と4打差の4位につけた金を仰ぎ見て、「残り2日間で、これを自分がいかに縮めるか」。

改造中のスイングは、初日に75を叩いた反省から、今季3勝目をあげた先週の三井住友VISA太平洋マスターズの際の形に戻したことで、少し落ち着いた。

「後半の10番も、300ヤード地点が狭く難しい中でフェアウェイに打っていけたし、12番までは良いショットが打てたと思う」と、持ち直すことが出来た。

一時は通算5オーバーの“圏外”に弾かれ、カットラインのプレッシャーも重なる中で、終盤の2バーディで盛り返した。

49位タイは、辛くも決勝ラウンドに進出して、望みをつないだ。
「明日は最終日のために。そして最終日は次週につながるようなゴルフをしていきたい」と、巻き返しを誓っていた。

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