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三井住友VISA太平洋マスターズ 2010

地元・御殿場の星、芹澤信雄は「毎年、この大会に呼んでもらえる選手でありたい」

先週のシニアツアー「富士フイルム シニアチャンピオンシップ」でシニア初優勝。また、レギュラーツアーを合わせれば10年ぶりの美酒に、ただでさえ今週の祝福ムードに加え、大会前日のこの日10日(水)は、51歳の誕生日だった。

ロープの中から、外から飛び交う「おめでとう〜!」の声は、もはや「どっちのお祝いをしてくれているのか分からなくなったほど」。

さらに今年も、恒例のバースデーの花束贈呈式は、主催者の粋なはからいに、いつもの軽妙な笑みに、ますます拍車がかかった。
地元・静岡県出身は、御殿場市の親善大使が「もう、テンション上がってゴルフにならないよ!」と、嬉しい悲鳴を上げた。

生まれも育ちも、今の住まいも。まさに、今大会の“ご当地プロ”として、「今週も」という、大それたことは言わない。
「ただしっかりと予選を通り、地元選手としてきっちりと4日間、プレーがしたい」と、堅実な目標を掲げた。

そう話すかたわらで、じりじりと“師匠”の手が空くのを待つ弟子もまた、静岡県在住の地元プロ。現在、賞金ランクは3位につける藤田寛之は、しかし今はその芹澤すらも、「相当、重傷」と顔を曇らせるほどの絶不調で、「お前は遼くんじゃないんだから。アプローチとパットで勝負すればいい」と言いきかせても、先週は世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」でトップランカーたちのパワーと、飛距離を目の当たりにして、どうやら再び迷路にハマってしまったようだ。

「あとで練習場でしっかり見てやるから」と、目下賞金レースを争う弟子の尻を叩く役割も忘れない。

今大会はレギュラーツアーの出場権を失ったままの今年も、主催者推薦での出場だ。そのチャンスを生かして地元で優勝、とまでは言わないが、「シニアで頑張って、来年もまた“芹澤を呼ぼうか”と、言ってもらえる選手でありたい」と、芹澤。

さらに、もうちょっとだけ欲を言えば「出来ればそのうち自力で出場出来るように・・・」。50歳を超えてもなお、現役にこだわる!!

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