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マイナビABCチャンピオンシップ 2010

アジアンツアーで活躍中の市原弘大が3位タイ浮上

最大瞬間風速が12メートルを記録する強風の中、アジアンツアーで戦う男がするすると3位タイに浮上した。

市原弘大は今季も日本ツアーとアジアンツアーを往復する多忙な生活を送る。
「さすがに疲れた」という現在も、もっか7連戦中だ。

それでも、タフな条件で戦わなければならないアジアンツアーで培われた勝負センス。台風14号の影響から強い風が吹きさらす今日のラウンドには、最大の強みを発揮した。「今年の日本ツアーはサスペンデッドが多いし、アジアでも雷でよく中断するので。風の強さや台風で試合があるかどうかという状況は気になりませんでした。」

強風の中でも「ショートアイアンが良かった」と、この頃調子が良いショートゲームに自信をのぞかせる。
14・15番の2連続バーディは、どちらも100ヤード以内から、きっちりピン1メートルにつけた。

「やたらめったら練習してたから」と夏場には股関節を痛めて、欠場を余儀なくされたが「痛みもだいぶ取れて調子は上々」。
明日は賞金ランキングトップの金庚泰を追う展開に、「追いつくのは難しいでしょう。」とちょっぴり控えめだが、現在の獲得賞金額は約1364万円。

自身初の賞金シードを当確させるためにも、今大会で一つでも順位を上げておきたい。そして、「自分のペースでチャンスがあれば」と、決して優勝も忘れてはいない。


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