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マイナビABCチャンピオンシップ 2010

鈴木亨は「可能性があるなら、もちろん狙っていく」

今年は、これまで「つらい1年」となった。昨年のこのマイナビABCチャンピオンシップで5年ぶりのツアー通算8勝目をあげたのを機に、思い切って道具を変えたり44歳を迎えてなお、さらなる高みを目指して「さまざまにトライしてきた」が、どれも思わしい結果につながらなかった。

「何が悪くて、何が良いということもない」。
それだけに、「どうしてだろう」と考えすぎて、それが裏目に出たかっこうだ。

現在、賞金ランクは87位と低迷したまま。「まさか自分がその次元で苦しむとは・・・・・・」。初シードから17年連続は、現在の賞金シード選手の中では最長とあって、本人ももちろん、そこにこだわっている。

「これまで、積み重ねてきたものは大きい。ここで途切れてしまうのは惜しい。このままでは終われない」と思い出の大会は開幕を目前に、決意も新たに。

93年から連続出場の今大会は、会場のABCゴルフ倶楽部とは相性が良いという自覚もある。
また過去8勝の中で、連覇の経験はまだ一度もない。
「簡単なことではないけど、可能性があるならば成し遂げてみたい。やりたい気持ちは大いにある」と、闘志を燃やす。

先週のブリヂストンオープンは最終日に石川遼との同組ラウンドで、67をマーク。好スコアに弾みもついた。

今週、月曜日には忙しいスケジュールの合間をぬって、長女でアイドル歌手の愛理さんと食事をして「頑張って」と、送り出された。
今年も最愛の家族のために。「良い週末にしたい」と、父が頑張る!

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