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中日クラウンズ 2019

大会記事

アトムは祖母に捧げるV2を

ばあちゃん、見てて。

難攻不落の和合でやっと、ゴルフに集中する気持ちになってきた。
涙を拭いて、アトムがV争いに加わった。
強風の難条件も「ばあちゃんを思って耐えられた」。
重永亜斗夢が首位と3打差5位から、弔い戦に挑む。

最愛の祖母、平川サチ子さんを今週、月曜日に亡くしたばかりだ。
享年81歳。昨年、告知を受けがん闘病の末だった。

昨年の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」でツアー初優勝を飾った際には北海道旅行をプレゼント。
「自慢の孫だ」と、言ってくれた。


「ちっちゃいころからの思い出も濃かったので」。
先週は、フューチャーツアーからいったん熊本の自宅に戻り、水曜日に見舞いに行った。
「また来週、終わったら来るね」と声をかけた。
「無理せんで大丈夫だよ」と、気遣ってくれた。

それが最後の会話となった。

今週火曜日の葬式では孫代表として、堂々と挨拶できたのだ。
「その時は、涙は出なくて」。
だが水曜夜に名古屋に入り、「夜一人で宿に帰ると寂しい気持ちが出てきて。もっといろいろやってあげればよかった、と」。

1打差の3位につけた前日2日目には、中継局CBCのインタビューを受けて号泣。
「日がたつにつれて実感してきて。ばあちゃんはもういないんだ、と。ふと思ったら木曜には5番で泣いちゃった。淡々とゴルフをしているだけで、バーディ獲っても嬉しくない。気持ちの整理ができなかった」。

やっとラウンド中にも笑顔が作れるようになったのが、前日3日の金曜日。
「ゴルフに向けれるようになってきた」。
祖母のために頑張る気持ちになってきた。
「勝ったらばあちゃんも、褒めてくれると思う」と前を向いた。
「できれば明日はうれし泣きしたい」。
晴れて令和最初のV2なら、ばあちゃんと一緒に泣く。


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