HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2016

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池田勇太は賞金1位をいったん譲って「応援してください」

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最初の4打差は埋めても、土壇場で競り負けたのは、「自分が悪い」と繰り返した。誰かに聞かせるように、「自分の責任」と断じて言った。
2番では、左のラフからチップイン。序盤から、4番、6番、8番とバーディを重ねて谷原と稲森を、猛然と追いかけた。
劇的イーグルで、ついにひっくり返した。12番のパー5で2オンから奥10メートルをねじ込み、ガッツポーズを握った。
ついに2人に追いつくと、13番で単独首位にとってかわった。

ショットは切れまくっていた。
せっかくの勢いも、しかしそこからブレーキがかかった。
15、16、17番と、立て続けにバーディチャンスを逃して「あれを入れられないようじゃ、話にならない」。
谷原に、息を吹き返すチャンスを与えた。土壇場で並ばれた。本戦の18番では、むしろ命拾いもした。

池田は左のラフからなんとかパーを拾い、谷原は4メートルのバーディパットを逃した。
「谷さんが外して、もらったチャンスなのに、自分のモノにできなかった」。
持ち込まれたプレーオフは1ホール目も、フェアウェイから作ったチャンスをモノにできなかった。
2ホール目。ティショットは右へ。「ラフならまだよかったが」。木々にさえぎられて、ピンを狙えないばかりか芝はまばらで、土が剥き出し。
「ダフりそうな感じがあった。だから強く入ってしまった」と、低い球であえてバンカーを狙った2打目は勢いよく砂地で跳ねて、ラフまで飛び出してしまった。
寄せきれず、3メートルを残したパーパットも、谷原に先に奥から下りの7メートルを決められ、打たずして終戦した。
4打差からの猛追も、「結果、埋めただけだった。追いついても、そこからが情けなかった」と、地元千葉で今季4度目の2位に終わってうつむいた。

「すべて俺の責任。でもけっして悪いゴルフをしていたわけではない」。
優勝賞金4000万円を加えて、再び賞金1位を奪われたが谷原と笑顔で向き合った。
「来週も、頑張りましょう」と、請け負った。
谷原には逆に1268万6667円差をつけられたが「また来週、同じように優勝争いして、次は勝ちます」。
賞金レースをまだまだ面白くしてみせる。
「お互いによいプレーをすればファンのみなさんも見てくれる。期待に応えられるように頑張る。応援してください」。
賞金2位も頭を下げた。

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