日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills 2010

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最終日はキッズエスコートで大活躍

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  • 手嶋は「ゴメンね、遼クンじゃなくて~」と冗談で子供たちを和ませた
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  • “遼クン”と握手をして感激の笠原くん
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  • 立松くん(左)と“遼クン”をエスコート
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  • “遼クン”と手をつないだ感激で、頬もバラ色に上気して・・・
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  • 他のチームメイトのみんなも、一生の思い出になったかな・・・!?

そりゃ当然だ。誰だって“遼クン”と、手をつなぎたいに決まってる。でも“遼クン”の手は2本しかない。どうしたって2人にしかその権利はない。だからみんなで考えて、公平にジャンケンで決めた。
そんな子供たちの“裏事情”はプロもすっかりお見通し!?
“遼クン”と同組の手嶋多一は苦笑して言った。
「ゴメンね~。遼クンじゃなくて」と、差し出された両手にぶら下がったのは、神戸市立塩屋北小4年の岸本大地くんと、愛知県は日進市立西小4年の野間香帆さん。

心優しい野間さんは、気丈に言った。
「いいえ、私は手嶋さんとで嬉しかったです」。
でも野間さんも岸本くんも、さらに同組の丸山大輔と手をつないだ野間さんの同級生の渡辺匠くんも、岸本くんの同級生の寺内萌恵さんも、本音はきっと羨ましくって仕方ない。

「日本ゴルフツアー選手権 シティバンク カップ 宍戸ヒルズ」の最終日は、子供たちの晴れ舞台。いままさに、ティオフしていく選手と手をつないで1番ティに入場する「キッズエスコート」は、前日3日目に宍戸ヒルズの東コースで行われた「第8回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ」で激戦を繰り広げた子供たちのセレモニー。

前日のスナッグゴルフの成績順に、リーダーがいる最終組から1組につき上から2校ずつ2人の子供がその特権を得る。

石川遼組を担当することになったのが、対抗戦7位の塩屋北小と、8位の日進市立西小だった。スナッグゴルフでは頂点に立てなかったが、こうとなったらそれも嬉しい誤算?!
1日遅れ(?)の勝負強さを見せたのが、塩屋北小4年の笠原幸大くんと、日進市立西小4年の立松晶くんだった。

ジャンケンに勝って“遼クン”と手をつないで入場出来ると決まった瞬間に、チームメイトから羨望のまなざしを浴びた。
友達の一人がすっとんきょうに声をあげた。
「遼クンと手をつなげるなんて、一生にあるかないかだよ!!」。
まして、初対面のパッティンググリーンで、“遼クン”から右手を差し出され、握手をしてもらって天にも昇る心持ち・・・!!

ティグランドに上がる直前に、“遼クン”が手と手をつないだ両手を高々と上げた。
チャンピオンよろしく入場したその瞬間。笠原くんと、立松くんの頬が遠目からでもバラ色に染まったのが分かった。

揃って記念撮影のあと、ティグランド脇に並んで選手たちを送り出した。
「行ってらっしゃい!!」。
子供たちの元気な掛け声に“遼クン”が、大きく手を振り返してくれたのも、最高に嬉しかった。

大役を終えて、舞台袖に引き上げた子供たちが、いっせいに2人の手を握りに来た。
ついさっきまであの“遼クン”とつないでいた手。
「神様!!」と言って、チームメイトから次々と手を差し出されて照れまくっていた笠原くんに、将来の夢を聞いてみた。

「えっと・・・」と一瞬、言いよどんだ笠原くんは、お母さんの美智子さんに「思ったとおりに言ってごらん」と、促されて思い切って打ち明けた。
「プロゴルファーになってみたい!」。
たちまち美智子さんの目がまん丸になった。
「本当に?! そんなの初めて聞いたわよ!」。
「うん、だって今日思ったの。遼クンと手をつないで、プロになりたくなっちゃった!」。
あのときつないだ小さな手と手は、でっかい夢への懸け橋だ。



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