関西オープンゴルフ選手権 2009

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藤田寛之は専属キャディの斬新(?)なアイディアと心遣いに感謝

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  • キャディの梅原さん(左)とは、もう12年のつきあい。それだけに信頼関係も厚い!!

全米プロから帰国直後は、あえて体のケアに専念。初めて回るここ宝塚ゴルフ倶楽部も、藤田がぶっつけ本番の戦いに踏み切れたのは、頼もしい相棒がいてくれたこそだった。

1日遅らせた藤田のかわりに、コンビを組んで12年になる専属キャディの梅原敦さんが、一足先に会場入り。

開催前日の水曜日には酷暑の中、なんと2回もコースを歩き、隅々までチェックをして回ったという。

そのとき距離や形状を細かくコースメモに書き加えながら、梅原さんはあるアイディアをひらめいた。
愛用のデジカメで各ホールの写真を撮って、あとで藤田に見せることにしたのだ。

その日は幸い、午後からのスタートだった大会初日の朝。さっそく梅原さんは、コースメモと写真をセットにして藤田にひとホールごと丁寧に、特徴を解説して聞かせた。

「写真はイメージが沸いていいよね」と藤田は感心したように言った。
当の梅原さんは「本心だったかは分からないけれど…」と、半信半疑だったが表彰式でその懸念も晴れた。

苦労に苦労を重ねて今年から、大会をツアー競技に復活してくださった主催者や、最高の舞台を提供してくださったコース管理のみなさんや、真夏日の中、大会に協力してくださったボランティア、熱心に声援を送ってくださったギャラリーのみなさんへの感謝の気持ちを述べたあと、藤田は最後に「あと、この人には、普段はめったにお礼が言えないのですが…」と切り出した。

「僕のかわりに先に会場に来て、2ラウンドしてコースをチェックしてくれたキャディの梅原くんに、この場を借りてお礼を言いたいと思います」。

梅原さんは、コースの説明をする際に、両サイドに潜むOB杭のことはあえて伏せておいたという。
ただでさえ、ティショットでプレッシャーがかかるのに、あまりに先に情報を伝えてしまうと、ますます萎縮してしまうのではと梅原さんは考えたからだ。

藤田から聞かれたときだけ答えるスタイルで、二人三脚でぶっつけ本番を乗り切った。
4日間でOBは、最終日の10番ひとつにおさえきれたのも、ボギーもたった4個で済んだのも、梅原さんの細やかな心遣いがあったからこそだったのだ。

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