ダイヤモンドカップトーナメント 2003

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ダイヤモンドカップトーナメント初日は46歳の渡辺司が6アンダー単独首位 「これも長年やってきた財産です」

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ここ大洗ゴルフ倶楽部は、タイトなフェアウェーに密集して生える黒松の林。砂地に生い茂るブッシュに打ち込めば、グリーンを狙うのはほぼ不可能という難コース。
多くの選手が苦手意識を口にする中で、「僕にとってはとてもプレーしやすいんです」と渡辺はいう。「過去に、何度も良いスコアを残してきた」という自信が支えだ。

開場50年の間に黒松が年々、成長を続け、だんだんと大きく張り出してきていることをのぞけば、コースレイアウトはほぼ当時のまま。「ここに来るたびに、『ああ、変ってないな』と思えるんです。
すぐに昔のイメージが湧き出してきて、ゲームプランが立てやすい。・・・これも長年やってきた財産といえるのかな」46歳が、ベテランの味を発揮して、単独首位発進だ。
このコースでは、ほとんどの選手がトラブルを恐れてドライバーを敬遠するが、「飛距離の出ない僕にはドライバーのほうがフェアウェーに行きやすいから」との理由で、逆にドライバーを多用する。
また、この日初日は比較的、穏やかだったとはいえ、やはり林より上に球をあげると鹿島灘からの海風に持っていかれやすい。「でも、ドライバーなら、どのクラブよりも簡単に、木の下を飛んでいってくれるんですよ」。
風にさらされ固くなったグリーンは、無理には狙わない。「ミドルアイアン以上で打つときは、真中に打ってパー狙い」その分、長いパットが残るが、「今は自信があるからそれも苦にならない」と話す。そのかわり、チャンスが来れば果敢に攻める。コースに対して謙虚になって、かつメリハリをつけたマネジメントが、好発進につながった。
先週の優勝スコア13アンダーなど、バーディ戦なら「とても僕には手が届く気がしない」というが、難コースでの我慢比べなら、勝負できる。「僕にも優勝争いできる気がしてくる」と渡辺。「・・・この年になると、自分の中で出来ることは限られてくるけれど、その中でも自分に出来ることを懸命に探し、試行錯誤しながら戦っているんですよ」その言葉に、85年から18年間、コツコツとシード権を守りつづけてきた自負が、垣間見えた。

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