サン・クロレラ クラシック 2001

大会記事

「梅ちゃんに、美酒を…」

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今季、藤田寛之がなんとしてもツアー2勝目を挙げたかった理由


 今季、藤田にはなんとしてもツアー2勝目を上げておきたい理由があった。
 3年前のあるトーナメントで担いだのをきっかけに、藤田の専属キャディとなった梅原敦さん。
 頼りになる“相棒”は、今年を最後に、キャディ業を廃業することに決めていた。


 「ずっと前から藤田に憧れていた」という梅原さんは、この3年の間、手となり足となって、藤田を芯から支え続けてくれた。
 ありがたい気持ちの一方で、藤田はそんな梅原さんの将来を懸念していた。
 「そろそろ、安定した職業についたらどうか」。その藤田のアドバイスに、梅原さんは心を決めたのだった。



 だが、藤田にも梅原さんにも、心残りがひとつだけあった。
 2人でタッグを組んでからの優勝経験が、まだなかったのだ。
 97年のサントリーオープンでの優勝は、まだ、梅原さんが専属になる前のことだった。
 「なんとか、梅ちゃんに優勝の喜びを味あわせてあげたい」
 その願いが叶ったとき、2人は、大観衆の前でしっかりと抱き合って、感激を分かち合った。


 もっとも、今シーズンは、まだ半分が終わったばかり。
 梅原さんがコースを去るまで、まだ半年ある。この間に3勝目、4勝目と続けて、新しい人生を歩む相棒への餞別としたいところだ。



写真下 = 本戦の18番でバーディを奪って通算5アンダー、首位の友利と並びプレーオフ進出を決めて、あとはグリーンそばで最終組の結果を待つばかり、という藤田と梅原さん。大事な局面でも常にリラックス、いつも息ぴったりの2人だ。


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