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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2006

武藤俊憲がこの日8アンダー

今週に入って「絶好調」。スタート前の打ち込みも、ほとんど必要ない。「何球か打ったら、もう大丈夫、と思える」。特にアイアンショット。「全部、ピンを刺せる感覚がある」。

今週から使い始めたパターも好調だ。
「下りも上りも、いつもみたいにボールが飛んでいかない。どんなラインもスピードのコントロールができている」。

2番パー5で、186ヤードの第2打を6番アイアンで手前2.5メートルにつけた。
「いつもなら、打ちすぎるラインもしっかり真ん中から入れた」。
このイーグルのほかに、8バーディ。
それでも飽き足らず、「まだ、ほかに3つ4つは取れた」と、残念そうに振り返った。

5月のマンシングウェアオープンKSBカップでツアー初優勝。
以来、賞金王や賞金ランク上位の選手と回れるいわゆる『メイン組』に組み合わされることが多くなり、「つい、人と自分を比べてしまった」。

ミスもバーディで上がってくるようなトッププレーヤーたちと、つまらないところでボギーを重ねる自分との対比に悩んでいたが「自分は、自分の持ち味でゴルフをすればよい」。
心に決めたら、元来の伸びやかさが戻ってきた。

身長173センチ、体重72キロ。
中肉中背ながら、ツアーきっての飛ばし屋は、豪快なゴルフで次の2勝目を狙う。

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