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サントリーオープン 2000

「今日はドライバー4本、これが成功したね」

白浜育男は、この日の空模様で選んだクリークで暫定2位発進。

 午前組がスタートするころは、バケツをひっくり返したような土砂降りの雨。
 7時47分、アウトスタートの白浜育男は、空を見上げ、すかさずバッグから3番アイアンを抜いて、替わりにクリークを入れた。

 「今日はウッド4本、これが成功したね」

 雨で水をたっぷり含んだ芝は重くなり、ランが出ない。普段より距離がうんと長くなり、第2打で通常より長いクラブを持たざるを得なくなる。

 「下がぬれているので、ロングアイアンでは球が上がりにくくなります。僕のクリークの飛距離は、195ヤードから220ヤード。距離的にもちょうどよさそうだったし、こういう日は、2番、3番よりも、ウッドを4本もって行くほうが、いいと判断したんです」

 狙いが当たって、4番パー4では、クリークでOK距離につけバーディ。5番、7番では、クリークでパーセーブするなど、大活躍。7バーディ2ボギーの67でまわって暫定2位の好発進だ。

 「今日は雨で、長いクラブを持たざるを得なかったのですが、雨でグリーンが止まってくれたので、助かりました。
 今年は例年よりラフも短いようですが、朝の豪雨で球が飛ばないので、楽ではなかった。ティショットでフェアウェーをはずしたところは、やはりボギーにしていますね。
 ショットは今日は左へ左へ。ティショットでボールがコントロールできていないようです。これはこれから調整しないといけない部分ですね。
 今日は出だしの1番でボギーをしたあと、2番でティショットをこれも左にひっかけ、出すだけで、アプローチでピン2メートル。これを沈めたのが大きかった。今日はパットが良かった。バーディについたところは、確実にものに出来ましたしね」

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