記事

2003 日本プロゴルフ マッチプレー選手権

ゴルフがこの世に誕生したとき、その競技方法はすべて『マッチプレー』で行われて いた。1対1で、ひとホールごとに勝敗を決める格闘技―これこそゴルフの原点だっ た。
風向きやグリーンの芝目を読む作業に加え、“相手の心を読む”といった駆け引きも 要求される、いわば心理戦。
コースを相手に戦う普段のストロークプレーで強い選手が、このゲームでも勝ち残れ るとは限らない。人対人の戦いで、選手自身の性格までもが浮き彫りされるところ に、このゲームの面白さがある。
昨年のチャンピオンは、佐藤信人(=写真)。もともとマッチプレーが苦手だった が、「負けても、別に命を取られるもんでもないし」と、あえてその場の勝ち負けに はこだわらない作戦で、1戦1戦を無心で闘い抜いて頂点に立った。

関連記事