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日本プロゴルフ選手権 2007

細川和彦がベストスコアをマーク

「お前だけ違うコースで回ってた」と同組の飯合(右)に言わしめた細川はこの日ベストスコアをマークして6イに浮上した
スタートの1番で気がついた。「今日は南南東の風」。それからは、たとえティグラウンドで逆の風に感じても、コース地図の方角を信じてプレー。
「左から来てるようでも、実は木の上を吹いている風はやっぱり南南東の風なんです。惑わされずに、シンプルに回ったのが良かった」という。

パットにも、助けられた。
通算4オーバーで辛くも予選を突破した前日2日目。特徴のある芝目の強いグリーンに悩んで「パターを替えようか」とも思ったが、パターの呼び声が聞こえたのはこの日の朝。
「俺を使ってくれよ〜って(笑)。浮気しないで、ほんと良かった」。
8ホールで1パットパーをセーブして、トータル25パットに、確信は強まった。
「信じるものは、救われるだね!」。

同じ組の飯合肇も、「お前だけ違うコースを回ってる」と皮肉ったほど。強い風が吹き荒れる中、ボギーなしのベストスコア68は、通算イーブンパーの6位タイ浮上。
「明日も、今日のようなゴルフが出来たら面白くなるね」と、ニヤリと笑った。

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