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アジアパシフィックオープンゴルフ選手権競技キリンオープン 2000

「この試合と来週の中日クラウンズに照準を合わせてやってきた」片山晋呉

「この試合と来週の中日クラウンズに照準を合わせてやってきた」という片山晋呉が、1イーグル、1バーディ、2ボギーの1アンダーでまわり、トータルスコアを2アンダーとしてトップの座に踊り出た。
「昨日よりはちょっとはやさしくなっているのかな…。でも難しいですね。雨なのでピンを傾斜のあるところに切っているし、距離も長いからミドルではバーディが取れませんからね。ロングは風もフォローになるので、そこで確実に取って行かないとだめですね」というように、風がフォローになった519ヤードの18番では残り190ヤードで6番アイアンを持ち1.5メートルにピタリ、2オン。これを沈めてイーグルを奪った。
「開幕のころと比べると、取りこぼしとかイージーミスがなくなって、スコアとか順位ではなく、ゴルフの流れが良くなっています。こういう球を打ちたいなと思うと、それが出てくれるんです。だから楽しくゴルフができます」
静岡オープンが終わってから、北海道のニセコに飛びスキー三昧の1週間をすごしたが、それも「ゴルフから遠ざかっていれば、試合のゴルフもプライベートでラウンドするときのようにハウスの玄関に充実した気分で立てる。わざと離れていたんです」との戦だったとか。
地元・茨城県出身の片山にとってギャラリーが話す茨城弁も強い味方になっているようだ。「利根川を越えれば空気だってナマってますから、思いっきり茨城弁でしゃべるんです(笑顔)」

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