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細川和彦が福島県南相馬市にスナッグゴルフ・コーチングセットを寄贈(10月17日)

細川和男さんから渡辺一成市長へ寄贈

9月17日に福島県南相馬市の市役所にて、スナッグゴルフ・コーチングセットの寄贈式が行なわれた。
この寄贈は細川和彦によるもので、ブリヂストンオープンに参戦中のため父親の和男さんが代理で贈呈を行い、南相馬市の渡辺一成市長が寄贈を受けた。
細川は2005年に日本ゴルフツアー選手権に優勝した際にも、地元の友部町(現在の笠間市)へワゴン車を寄贈しており、社会貢献活動に積極的に取り組んでいる。

そして今回のスナッグゴルフ導入に尽力したのは、地元のNPO法人はらまちクラブの江本節子理事長。
はらまちクラブは、子供に関する活動を幅広く展開するクラブで、バレーボール、剣道、ジュニアゴルフ、はねくらくらぶ、チアリーダー、子供劇団、よさこい、キッズサッカーなど各スポーツ種目や文化項目で、ざっと300名ほどが活動している巨大な組織。
江本理事長はスナッグゴルフの導入について、「青少年の健全育成が目的という点が、私たちのクラブの方針と合致した」と、すぐに導入を決意。その後、9月15日には指導者講習会を、翌16日には福島県スポーツ少年団リーダースクールに参加した児童向けの実技講習を試験的に実施するなど、導入までに時間を要さず、他の地域では例を見ないスピードでこの日を迎えた。
更に贈呈式が行なわれた僅か15分後には、市役所近隣の南相馬市立石神第一小学校の体育の授業にて、スナッグゴルフ実技講習会が実施され、3年生24名が参加して、パット、チップショット、ピッチショットなどの基本練習を体験した。
通常、体育の正課でゴルフを取り入れるには、それなりの手続きが必要だが、数日の調整期間でそれを実現し、スピードの速さに関係者たちは驚かされた。

更に午後には、はらまちクラブが受託管理をしているサンライフ南相馬を視察。
芝生の広場にスナッグ特設コースを4ホール(パー3を3ホール、パー4を1ホール)作れることを確認し、現地で図面のスケッチを作成し、常設のコースを作る構想をその場で管理スタッフに伝え、通常グリーン部分はロープで区分するところを、芝刈り機で短く刈り込む案を提案するなど、こちらでもそのスピード感に圧倒させられた。

夕方には石神第一小学校に戻り、放課後子供教室にてスナッグゴルフ体験会を実施し、1年生から6年生の26名が、2時間の講習会に元気よく参加。
参加者には細川プロオリジナルのハンカチが配られ、子供たちは大変喜んでいた。

今後、福島県でのスナッグゴルフは、この南相馬市から広がっていくことが大いに期待される。

■細川和彦プロのメッセージ
日ごろよりゴルフを通じた社会への恩返しを考えてトーナメントに挑んでおりますが、この度ご縁があって、福島県の南相馬市にスナッグゴルフ・コーチングセットを寄贈させて頂くことになりました。
福島県においてはスナッグゴルフの普及において発展段階であり、地元の児童の皆さんには是非、ゴルフを通じて社会生活で役に立つ、正直さ、誠実さ、我慢、思いやり、礼儀などを学んで頂きたいと考えています。
寄贈日は残念ながらジャパンゴルフツアー・ブリヂストンオープンに参戦のため出席はできませんが、子供たちと触れ合うために活動が始まってから訪問をしたいと考えています。

  • 石神第一小学校の体育の授業
  • 細川プロオリジナルのハンカチに喜ぶ児童たち

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