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谷口徹が、地元・奈良県にチャリティ(12月27日)

27日(水)に行われた奈良県ジュニアゴルフ研修会に特別講師として参加した谷口が、子供たちに本当に伝えたかったことは、単に「ゴルフの楽しさ」だけではなかった。

「技術よりも、集中力や決断力を養って、他のスポーツや勉強にもそれを活かして欲しい」という願いがあった。

中学1年のとき、ご両親についてコースに出かけたのが、谷口のゴルフとの初めての出会い。
以来、とにかく球を打つのが楽しくて、自ら進んで練習場に通ったものだが、その一方でテニスクラブに入って部活動も続けていた。

だからこそ「みんなも、早くからひとつに決めず、ゴルフ以外にもいろんなことに取り組んで、いろんな感覚を身につけて欲しい」との思いがあったのだ。

しかし今は、ほとんどゴルフ漬けになって、勉強もおろそかになって、結果ばかりを追い求めてしまうジュニアが、あまりにも多いと感じている。

「今のスイング理論はしっかりしているから、ちゃんと基礎を身に付けて取り組めばゴルフは必ず上手くなる」。
しかし、それよりも大事なことは「学校の先生の話をちゃんと聞けるかどうか。勉強とゴルフを両立しながら、学校生活を精一杯、楽しんでいるかどうかなんだ」と、子供たちに訴えかけた。

そんな熱い思いがあるだけに、ジュニア育成やチャリティ活動にも積極的だ。
だからこそ今月8日、9日に行われたシニアVS女子VS男子の対抗戦『3TOURS CHAMPIONSHIP 2006 IMPACT!』では、なんとしても連覇を果たしたかった。

今年も勝って「優勝賞金を地元にチャリティする」と、決めていたからだ。
残念ながら連覇はかなわず、しかも最下位という結果にはなってしまったが、当初の予定どおり3位賞金180万円を地元・福祉関連に寄付するつもりだ。
いま、その寄贈先について検討中であることを、研修会の会場で明かした。

今季1勝。賞金ランクは4位につけたが、もちろんこの成績には納得できるはずがない。
すでに来季のプランは頭にある。
「シンゴ(片山晋呉)の4年連続賞金王を阻止しないといけないし、沢山優勝したいし、海外でも良いプレーして活躍したいし・・・」と、次々と目標が口をついて出てくる。

そして、来月12日から3日間の日程で行われるロイヤルトロフィ。

タイのアマタ・スプリングス・カントリークラブで行われるこのアジアVS欧州ツアー対抗戦の代表メンバーに名を連ねているだけに、「負けたら、日本の印象も悪くなるしアジア代表として出るからには、絶対に勝たないといけない」と、語気を強める。

「負けるのが大嫌い」という谷口は、子供たちの笑顔に見送られてその思いをいっそう強くした。
2007年早々から、闘志をむき出して精一杯に戦う決意を新たにした。
その姿こそ、子供たちへの何よりのメッセージになると信じているからだ。

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