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日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップ 2003

『林由郎氏のプロフィール』2003年JGTOゴルフトーナメント功労賞受賞、林由郎さん〜授賞式の風景から

スタート前、林先生と談笑していたジェットは「せんせい〜、僕ももう大台、50歳になっちゃうよ・・・50になったら、シニアに行こうかな」と相談を持ちかける
1922年(大正11年)1月27日生まれの81歳、千葉県我孫子市出身。小学校卒業後、すぐに千葉県の我孫子ゴルフ倶楽部でキャディとして入り、そのあと、研修生を経て1938年(昭和13年)16歳のとき、プロ入り。しかし、戦争の影響で、しばらく、プロゴルファーとしての活躍はできなかった。
戦後、1948年に開催されたトーナメント復活の初戦、関東プロで優勝。翌年、戦後第1回目の日本プロでも逆転で優勝を飾り、さらに1950年には9年ぶりに再開された日本オープンも制覇。戦後再開された公式戦の初戦で次々と勝ち星をあげる活躍。1955年、60年には関東オープンにも勝ち、当時の公式戦タイトルをすべて手に入れて、いわゆる、グランドスラムを達成。中村寅吉氏とともに戦後のゴルフ興隆の担い手となった。
現役をしりぞいてからは、日本プロゴルフ協会の理事となり、競技委員長として活躍。また、我孫子ゴルフ倶楽部では、青木功、海老原清治を育て、そのあと、習志野カントリークラブでは、尾崎3兄弟を育てあげるなど、たくさんのトッププレーヤーをトーナメント界に送り出した。名プレーヤーたちの父親的存在。
昨年には、我孫子ゴルフ倶楽部で開催された日本シニアオープン最終日に、地元・我孫子市から市民スポーツ文化栄誉賞も受賞している。

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