記事

日本プロゴルフ選手権大会 2006

林根基(りんこんき)「いつも笑顔で!!」

台湾の林が2日間、ボギーなしの安定したゴルフで1打差2位につけた。
この日取ったバーディは、いずれもウェッジで1メートルにつけたもの。
ほとんどグリーンを外さず、最終18番パー4ではグリーン手前のラフに落とすピンチも、アプローチで1メートルにつけて乗り切った。

このオフはアジアンツアー5試合に参戦し、日本ツアーは先々週の中日クラウンズからこれが2戦目。
「ここのコースは、グリーンに目があるのかな。とっても難しいんだけれど・・・でも、アジアの会場はもっとすごいからね」。
ほかの選手より、一足先に実践を積んできた自信をうかがわせた林には、好スコアのお守りがある。

キャディバッグに引っ掛けられた白い人形は、13才になる長男・祐生君がくれたもの。
渡されたときのメッセージは、「いつも笑顔で!」。
2001年に、初優勝を含むツアー2賞をあげたあとスランプに陥った。
だが昨年、このお守りをもらった途端に4年ぶりの復活優勝をあげた。

「ミスしてもコースではひとまず忘れて・・・次のホールで頑張るにはまず笑顔でいることが大事。息子に教えられました」。
いつもほとんど表情を表に出さない、冷静沈着なゴルフの原動力だ。

    関連記事