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アンダーアーマーKBCオーガスタゴルフトーナメント 2005

細川和彦・95年大会チャンピオン「またここで勝ちたい」

歴代チャンピオンとして、大会前のインタビューにのぞんだ細川「先週は本当に良い経験をした。これを今後生かしたいです」
先週、世界ゴルフ選手権のNECインビテーショナルに挑戦したその足で、今週の福岡入り。前日火曜日の夜9時に現地に到着したばかりだ。
夜中はほぼ2時間おきに目が覚める時差ボケに悩まされながらも、この日24日は、プロアマ戦にも参加した。
「スポンサーのみなさんにとっては、このプロアマ戦こそ大事なイベントだから」と、元気を振り絞ってアマチュアのみなさんと汗を流した。

世界ランキングトップ50人と、昨年のライダーカップの出場者と、大会が指定したトーナメントの優勝者だけが出場を許されている先週の大舞台で痛感させられたのは、飛距離や技術の差だけではなかった。

大会は3日目に競技が持ち越され、たとえば最終組のウッズは朝7時に残り競技を消化したあと、その6時間後に最終ラウンドをスタートさせる、という変則スケジュールを強いられたにもかかわらず、集中力を途切らせることなく優勝した。

どんな過酷な条件も受け入れて闘う姿。
しかも同大会は、プロアマトーナメントが大会が終わって翌日の月曜日に行われるのだが、「みんな当然のようにそれに参加して、そのあとすぐに次の会場に移動してまたプロアマに出て試合をして・・・っていうのをやってるんですよ」。

誰でも、どんなときでもまず主催者に敬意を払うその姿勢に「すごく考えさせられた」という細川は「僕も、休んでいる場合ではない」と米ツアーの選手たちにならって、ハードスケジュールを押して今週ここ芥屋ゴルフ倶楽部に足を運んだのだ。

コース次長をつとめる高倉三千矢さんは、日体大時代の3つ先輩だ。
7月の日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップで8勝目をあげたとき、お祝いの花束とともにこんなメッセージをもらっている。
「KBCで待っています」。
もともと、義理堅い性格のこと。「そんな気持ちをとてもむげにすることはできない」と、細川は言う。
またここ地元・福岡は、かねてより親交のある王貞治さん率いるソフトバンクホークスの拠点でもある。
前日火曜日には監督直々に電話をもらって「一緒に盛り上げよう」とのメッセージを受け取っている。
さらにこの大会は、95年にツアー初優勝を飾ったり、何かと思い入れのある場所でもある。
「あれから10年。そろそろ、またここで勝ってみたい」。
海外遠征の疲れもものともせずに、思い出のトーナメントでの2勝目を狙っている。


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