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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2005

真板潔「来年以降はもう無理かな、と・・・」

ひそかに、真板を“師匠”と呼ぶ若手選手も少なくない。ツアーきってのパットの名手に、教えを請いに来る選手は多い。
本人も、人のよさから秘策を惜しげもなく伝授して「真板さんのおかげで、良くなった」という声をよく聞く。

この日初日も、13番で7メートルのチャンスを決めるなど、パッティングが冴えた。
「ほかに2つくらい、すごく惜しいのがあって。本当なら7アンダーのゴルフ」。
ボギーなしの5アンダーは、4位タイの好スタートだ。

2000年のサントリーオープンでプロ15年目の初優勝をあげたが、翌年に左足首のじん帯を断裂するなどアクシデントもあって、そのあとが続かない。

「1勝だけでは、まぐれと言われても仕方ない。できればもう1勝を」とは思うが、今年46歳。

「年齢的にも、今年か来年中に勝てなければもう無理かな、と・・・」。
だからこそ、「この好発進を生かしたい」。
思いは切実だ。


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