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日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯 2002

米ツアー挑戦をかけた、もうひとつの闘い

今大会終了後の賞金ランク10位内で、希望する上位3人には、今年の米ツアー最終予選会への挑戦権が、与えられることになっている。
現在、受験希望を表明している選手のうち、賞金ランクトップの佐藤信人は、今週の結果いかんにかかわらず、その権利を手に入れることは、確定的。また、同ランク4 位のディーン・ウィルソンも、ほぼ手中に入れたといっていいだろう。
熾烈な争いが予想されるのは、ランク5位の今野康晴と、6位のクリスチャン・ペーニャで、2人の“もうひとつの闘い”が、今から注目されている。

その今野は、この日水曜日、先週亡くなった日大の恩師・竹田昭夫監督の通夜に出席しているため、一度もコースを下見しないまま、本番を迎える。
「調子もそんなに良いとはいえないし、不安は不安だけれど、去年の記憶を辿りながらのプレーになると思います。米ツアーの予選会のこともあるし、今週、とにかく少しでも多く勝ち進めるよう、全力を尽くしたい」。
通夜のあと、この日夜のうちに北海道入りというタイトなスケジュールで、勝負のときを迎える。

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