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PGM シリーズ第3戦大宝塚チャレンジ 2005

まだまだ続く韓流。Y・ナンが混戦を制して日本初優勝。

優勝カップと優勝賞金180万円の目録を手に笑顔のY・ナン
チャレンジトーナメント7戦目、「PGMシリーズ第3戦大宝塚チャレンジ」の決勝ラウンドが、5日(金)兵庫県宝塚市の「大宝塚ゴルフクラブ」(6732ヤード、パー72)で行われ、7位タイからスタートした韓国のY・ナン=32=(ヤング・ナン)が6アンダー・66とスコアを伸ばし、通算9アンダーで逆転優勝を挙げた。

ヤンはキリンオープンで日本のトーナメントに初出場。出身地は韓国だが、アメリカ生まれ、アメリカ育ち。なんと、ジュニア時代にはタイガー・ウッズと共にナショナル・チームのメンバーとして共に戦った経験を持つ実力者の持ち主。今季、韓国ツアーで1勝を挙げて賞金ランキング3位に立っており、このチャレンジ優勝でチャレンジの賞金ランクも2位に浮上。韓国ツアーとチャレンジトーナメントのW賞金王の可能性も出てきた

今、レギュラーでS・K・ホ、Y・E・ヤン、先の三菱ダイヤモンドカップで優勝したI・J・ジャンと、ここ数年で次々と韓国プレーヤーがジャパンゴルフツアーを舞台に活躍している。そして、またNEW FACEのY・ナンの登場。今年は米女子ツアーでメジャーチャンピオンが誕生するなど、ゴルフの韓流ブームは、まだまだ続きそうだ。

1打の2位には、この日裏街道のINスタートからベストスコアの65をマークして33位タイから急浮上した清水一浩=33=(しみず・かずひろ)、単独首位からスタートした矢部直弘=32=(やべ・ただひろ)、佐藤剛平=49=(さとう・ごうへい)、池内信治=46=(いけうち・しんじ)の4選手が続いた。2打差の6位タイにはハーフ29をマークした吉原信次=32=(よしはら・しんじ)ら5名が、3打差の11位タイには賞金ランキングトップに立つ井手口正一=32=(いでぐち・しょういち)ら7名が続く大混戦だった。

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