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ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2026

43歳・松村道央が19年ぶりの劇的V! 「忍耐」と共に「経験値」で導いた復活劇

 ACNツアー第13戦「ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山」最終日、首位と4打差の8位タイからスタートしたプロ21年目の43歳ベテラン・松村道央(まつむら・みちお)が、5バーディー・ノーボギーの「66」を叩き出し、劇的な逆転勝利を飾った。レギュラーツアー通算5勝の実績を持つ松村だが、ACNツアーでの優勝は2007年『PRGR CUP FINAL』以来、実に19年ぶりだ。レギュラーツアーでの優勝も2015年『ブリヂストンオープン』を最後に遠ざかっており、賞金ランキングによるシードも2017年に陥落したままだったが、長い苦難の時期を乗り越え、今大会をベテランらしい成熟したゴルフで勝ち切り、見事な復活劇を果たした。

19年前の初優勝時は興奮のあまり現実感が湧かなかったという松村だが、今回の勝利は「また勝つことができたんだな」と深い感慨とともに静かに噛み締めている。難コンディションとなった初日の雨をベテランならではの忍耐強く、耐えるゴルフで乗り切ると、最終日も着実にスコアを伸ばした。途中15番でスコアボードを確認して「ギアを入れ直さなければ届かない」と集中力を高めると、首位タイで迎えた運命の最終18番では「自分との勝負でした」と振り返る3打目、残り54ヤードから放ったアプローチを1メートルにつけると、勝負どころのバーディパットをしっかり沈めて頭一つ抜け出し、後続の百目鬼が最終ホールでバーディパットを外したことで混戦に決着がついた。道中も嫌らしいパーパットを残す場面があったものの、要所要所を安定したパットで凌ぎ切り、流れを掴み続ける見事な試合運びを見せた。

 

2017年にレギュラーツアー賞金シード陥落して以降、しばらくの間はモチベーションもあがらず「もう試合で戦うのは厳しいのかもしれない」と自身の限界を感じた時期もあった。しかし、多くの同世代の選手の活躍に背中を押され、自身の体を一からの見直すことに。40歳を過ぎた身体の変化とも向き合つつ、ストレッチによるケアを重点的に行い、練習時間にもメリハリをつけるなど工夫を凝らした。過度な練習による疲労蓄積を避けながら、いつでもスタートできる身体作りとセルフコントロールを確立させたことが、今大会の安定したプレーを支える土台となった。

また、今季フル出場で戦ってきたACNツアーで、飛距離が出る魅力的な20代の若い選手たちと切磋琢磨したことも大きな原動力に。

若手から刺激を受けつつ、自身が勝る「経験値」を最大限に生かすことで掴み取ったこの勝利により、来季レギュラーツアー前半戦の出場権をほぼ手中に収めた。松村は気持ちを新たに、43歳のチャレンジャーとして再びレギュラーツアーの舞台へと挑んでいく。



 

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