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石川遼 everyone PROJECT Challenge 2026
石川遼と約束した“夢のVISA”は諦めない。首位と7打差も青木尉は戦う姿勢を崩さない
開幕戦の「Novil Cup」で3位タイに入って以来、リーダーボードの上位に、ボクシング漫画の金字塔「あしたのジョー」に由来する青木尉(あおき・じょう)の名前が浮上した。
レギュラーツアーもACNツアーも最後の出場は2021年。昨年のQTはファーストから順調にコマを進めて、ファイナルでは8位に入り、久しぶりにツアー参戦を決めた。ACNツアー開幕戦に続いて、レギュラー開幕戦「東建ホームメイトカップ」では初日4位タイ発進(結果は56位タイ)と存在感を示し、ゴルフファンの間では「ジョー」の名前が浸透しつつあった。
しかし、その後はうまくいかない試合が続く。レギュラーはここまで9試合に出場して予選通過は4試合で「中日クラウンズ」の38位タイが最高。秋のリランキングでは終盤戦の出場が厳しい49位に大きく後退。ACNツアーは5試合連続予選落ちを経験した。
プロ8年目で初めて両ツアーを転戦する生活。「(レギュラーで)予選を通過した試合では、自分もやれるという気になるのですが、予選落ちが続くと体力的にも気持ち的にも下がってしまって…」。ツアーの雰囲気に慣れることや前半戦の出場権しかないことへプレッシャーもあり、なかなか力を発揮できずに終盤戦の出場権を失った。
調子が上がらないまま福島入り。初めてのコースで復調のきっかけをつかんだ。「初めてのコースでしたが、ティショットを正確に打って、パーオンすることを徹底したらすごくよかったです」
この日7バーディ・1ボギーの「66」をマークして前日の31位から首位と7打差の通算8アンダー・2位タイに順位を上げた。
レギュラーツアーの壁にぶち当たったが、いい思い出もある。「中日クラウンズ」の最終日に石川遼と同組になった。「子どもの頃から、めっちゃ好きだったんです。同組なった瞬間からずっと緊張していました。一番幸せでした」。子どもの頃からテレビで見ていた存在と同じ舞台でプレーできたのは、一生の思い出でもある。
最初の会話はもちろんボクシングの話題だった。前夜にボクシングの大きな試合があり、その話題から盛り上がった。プレーを間近で見ても「小技とかは本当に上手いですし、アメリカツアーで戦っているからいろんな球を打っていました。そういうのを見たらすごい勉強になりました」と夢のような時間の中でも学びは多かった。
石川は今季米下部のコーン・フェリーツアーに出場しており、今季日本はその一戦のみ。シーズン終盤の「三井住友VISA太平洋マスターズ」は出場する可能性が高いと聞くと、「ずうずうしく練習ラウンドをお願いしちゃいました」と、半年先の予約を取り付けた。
しかし、青木は終盤戦の出場権を失っている。「今年は厳しいのでまた来年、出場できるように、残り4戦がんばりたい」。現在、ポイントランキング43位。最低でも10位以内を目標に多くのポイントを稼ぐモチベーションにもなっている。
ただ、今大会と次戦の優勝者にはレギュラーツアー「ACNチャンピオンシップ」の出場権が付与される。同大会でトップ10に入れば、翌週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」の出場の道も見えてくる…。「つないでいけば…ゼロじゃないんですね。チャンスがある! 夢のVISA、諦めません」と力を込める。
石川との約束を果たすためにも、この2試合は踏ん張りどころだ。あすは7打差を追う展開だが、ファイティングポーズは崩さない。











