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東建ホームメイトカップ 2026

青木のジョー(尉)が2週続きのワン・ツーパンチ

国内開幕戦がスタートし、プロ8年目の青木尉(あおき・じょう)が、4アンダーの「67」で好発進した。



レギュラーツアーの出場はアマプロ通じても、5年ぶり3回目。
ほとんど初舞台に「朝イチのティショットが一番緊張していた」というが、スタートの10番をパーで切り抜けると、自然と気持ちは楽に。

次の11番では、左のバンカーから奥1メートルにつけたチャンスが決まると、そこから4バーディと、17番では左のラフから狙った3打目が、ピンを直撃してカップイン。
チップインイーグルでもスコアを稼いで、開幕初日に好スタートができた。

鹿児島県鹿児島市の出身で、高校は熊本の強豪、秀岳館を出ている。
卒業後は福岡県のゴルフ場で研修生として働きながら、2019年にプロ転向したが、昨年のQTで初めてファイナル進出し、ランク8位につけて初メンバー入りを果たしたのがようやく今季。

6年前にオフ合宿に参加させてもらうようになった福岡出身の歴代覇者(2010年に連覇)、小田孔明(おだ・こうめい)も喜んでくれ、「せっかくツアーに出られるのだから。とにかく楽しめ」。
はなむけの言葉を初日の開幕ダッシュにつなげた。

今週のキャディは、ツアー4勝のベテラン、泉川ピートさんの息子でプロ同期のメイソン。
「他愛のない談笑で、緊張もほぐれます」と、初舞台も楽しく闊歩。




主にドライバーの不振に苦しみ、一時はこのままプロを続けていてもどうか、とひとり悩んだ日がうそみたいだ。


復調の契機は昨夏、エースドライバーが破損してからという。
4年ほど前にも使っていたPING社の1番ウッドに持ち替えた途端にショットが安定し、ゴルフが好転した。
師匠の松永プロや、応援してくださる方々の支えもあり、いまようやく表舞台に立っている。

青木の「尉(じょう)」は、漢字は違うが昭和の熱血ボクシング漫画「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈(やぶき・じょう)に由来するが、本人にはボクシングの経験も、残念ながら拝読のチャンスもまだない。

感動のストーリーは知らなくとも、名ゼリフ「立て、立つんだ…」がしっくりきそうな不屈の開幕好ダッシュ。
先週は、ACNツアーの開幕戦「Novil Cup」でも3位の好スタートを切っており、2週続けてワン・ツーパンチといきたい。

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