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BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2026
岩田寛が名言「今が全盛期」45歳のいま一番の願望は?
大会2度目のスピーチで45歳から名言が飛び出した。
「衰えてはいない。毎日が全盛期です」。
岩田寛(いわた・ひろし)は“ベテラン”と呼ばれるのが大嫌い。
「38歳ころから言われていて。僕は過去と今の自分を比べたことがない」。
宍戸での2勝目は、またプレーオフ。でも、石川遼(いしかわ・りょう)を下した2年前より何ならハツラツ。

コも片岡も、自分より20歳以上も若い2人を1ホールでいっぺんに撃破。
伊澤(00、03)と宮本(01年、10年)が大会2勝を飾っているが、2003年から宍戸に移って以降の2勝はまだいないと、初日に聞いた。
「わかる~~~。つらいですもん、難しくて」。
他人事のような顔をしながら偉業を達成。
3打差3位でスタートした最終日は、ボギー先行の2番で2打目を木の根元から打ち、9Iが曲がったが、心までは折れなかった。
4番でまたボギー。6番では出利葉や、片岡と6打差もついたが、「まだ何があるかわからないよ」と言ってくれたのは、新岡キャディだ。
さもありなん。
8番の片岡の“OBダボ”に「残れ」と本気で願い、9番の出利葉の“池ポチャダボ”に「助かれ」と祈りながら、自身も奮戦。
宍戸の怖さは岩田が誰より知る。

岩田はしないが、新岡キャディはライン読みの特殊技術「エイムポイント」でグリーンを見る。
後半の11番で、新岡さんにラインを聞いたら1.5メートルのチャンスが決まったので、以降も新岡さんを頼りに今度は13番から1.5メートル⇒3メートル⇒1.5メートルと、3連続バーディが来た。
「ヒロシにあんなにラインを聞かれたのは初めてですよ!」と、新岡さん。
20年来、岩田を看る金田トレーナーすら「もうないな…」と諦めて、6番でついて歩くのをやめクラブハウスに戻って以降に達成された大・大、逆転劇。

岩田を慕う大堀裕次郎(おおほり・ゆうじろう)と、下家秀琉(しもけ・すぐる)はまさか、と思っていったんコースを出て、空港で荷物まで預けながら、再びレンタカーでコースに戻ってきた。
本人も、「やってらんない」と、いちどさじを投げたが、不断の努力は裏切られなかった。
金田トレーナーがいま改めて岩田に舌を巻くのは、「昔からやることが、ぜんぜん変わっていないこと」だ。
「月曜にトレーニングをして、火曜に筋肉痛でコースに来て、本戦中も毎朝1時間のウォーミングアップ」。
今週は、台風6号で、コースが閉鎖された水曜も一人でジムに行った。
「地味ですよ。地味ですけど、今も変わらず同じことを続けている。それはほんとに凄いこと」と金田さん。
食べ出したら無限という好物の駄菓子を極力我慢し、大好きなラーメンも週1が限度。
節制しすぎず、でも堕落せず、打撃練習場から即、スタートティに向かう朝のルーティンも、2年前のV時と一緒。
「パットで体が固まったままコースに行かないように」。しなやかな背筋から放つ美しいショットには年齢を微塵も感じない。

2年前のV時に達成した自らの大会最年長記録を自ら更新する偉業は、小さな積み重ねの先にあった。
再び5年シードの日本タイトル戦で、複数年資格を50歳まで伸ばしたが、45歳の意欲は尽きない。
「もっと飛ばしたいし、もっとうまくなりたいし、結婚したい」。
18番グリーンのVスピーチに続いて、V会見もしれっと“名言”で締めくくった。












