記事
日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ 2026
昨年覇者・清水大成は、手首の怪我から先週復帰「また味わいたい」史上9人目の偉業へ
昨年大会で、生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)との4ホールのプレーオフを制して悲願の初優勝を飾った。
清水大成(しみず・たいせい)が、大会史上21年ぶり、9人目の連覇に挑む。

「狙っていきます」。
開幕前日の公式会見で意気込みを口にしたが、手首に巻いたテーピングがここに至るまでの格闘を物語る。
最初に痛みを発症したのは、3月に遠征したニュージーランドだ。
いったん帰って、治療につとめて国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」にはこぎつけたつもりだったが、当週の急な気温低下で再発した。
「その日寒くて、球がつかまらなかった分、左手をストロンググリップにしたら、一発で痛みがきてしまって」というのが、開幕前の火曜日に行われたプロアマ戦でのこと。
「夜中も痛みで目が覚めるくらい痛くて。次の日起きたらパターも握れない」。
初日のスタートぎりぎりまで回復を待ったが、改善は見られず無念の欠場。
駆け込んだ病院で、手関節への強い衝撃や過剰な負荷を受けて起きるTFCC損傷と診断された。
その後、3週間の安静期間を置き、まずはアプローチから練習再開したものの、今度は右手まで痛めてしまった。
トレーナーさんと話し合い、患部を鍛えるメニューのほか、「特にショットがつかまらないときに、ボールを追う際の、左目の動きが悪いんじゃないか?」。
目の動かし方の特訓までした。
「何が悪いのか。いろいろやった」。
原因究明にもつとめて、先週の「関西オープン」でようやく復帰。
「怖さも不安あったけど、先週の深いラフで強く振っても痛みはなかった」と、4日間やりきれた。
「正直、練習とかラウンドもできていなかったので。どこまでやれるかという中、思ったよりゴルフになったので。今週は不安なく、試合に臨めそうです」と、順調な回復をアピールした。
プロ日本一を決める5年シードのタイトル戦は当然、難セッティングだが、その中でも近年は、「リスクと報酬。守り得、攻め得も許さない。正しい自己判断、状況判断をしながら攻めた選手が上位に来るように」と、コースセッティングを担当する桑原克典(くわばら・かつのり)が会見で話したとおり、「行く人は行く人なりの罠があって、でも、刻むから良いわけでもなく、どちらの選択肢も与えられた中での伸ばし合いが毎年、続いているのかな、と思います」と、清水も同感だ。

「グリーンが小さくて傾斜が凄いので、フェアウェイにどれだけ置けるかですが。僕の距離だったら、残り100ヤードから、打てるホールもあるので。半数以上は、ドライバーで行っちゃってもいい」と、攻略ルートも明確だ。
「あれからもう1年経ったんだなという思いと、またあの優勝を味わいたいなという気持ちが強いです」。
大会21年ぶり9人目の偉業へ。
準備は整った。
⛳本大会連覇達成者
・1932-33年 ラリー・モンテス
・1938ー40年 戸田藤一郎
・1949ー50年 林由郎
・1957ー59年 中村寅吉
・1963ー64年 橘田規
・1965ー66年 河野光隆
・1983ー84年 中嶋常幸
・2004ー05年 S・K・ホ












