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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2025

賞金1位の金子駆大がベストスコア「67」で挽回

金子駆大(かねこ・こうた)に笑顔が戻った。
アンダーパーがわずか7人の2日目に、ベストスコア「67」で、通算1アンダーの11位タイまで浮上してきた。


きょうは一昨年賞金王の中島(右)とのプレーでした


今朝、橋本コーチにパターレッスンを受けたのが「自分の中でハマった」と、屈指の高速グリーンでスコアを伸ばした。
6番で2メートルを沈めると、後半15番では、10メートルの下りフックもねじ込んだ。
「いいパーパットも入ってくれた」と、7番では4メートルもしのいだ。

17番のチャンスホールでは2打目をグリーン奥に外してアプローチも左のカラーにこぼれたが、パターを持った5メートルのバーディパットもジャストイン。
最後屈指の18番では、1メートルもしのいで、この日唯一のボギーなしで締めた。

2オーバーの「72」を叩いた初日は、23位タイと出遅れたが、通算1アンダーまで盛り返して、賞金レースを争う賞金3位の蟬川泰果(せみかわ・たいが)に1差と迫った。

“勝って逆転の賞金王”を狙う蟬川のスコアは当然、気になる。「ボードがあるところは見ていました」と現状から目を背けず、しびれる展開も受け入れながらレースを続ける。

残り2日は、首位のスコアももちろんチェック。
通算7アンダーまで伸ばした小木曽喬(おぎそ・たかし)とは6打差あるが、「自分らしいゴルフができれば大丈夫と思います」。

本大会を優勝で締めくくった賞金王は過去9人。
直近では2017年の宮里優作(みやざと・ゆうさく)以来の偉業で、有終の美を飾る。

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