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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2025
賞金1位の金子と3位の蟬川が3位発進、賞金レースのゆくえ
今季も残り2戦で、賞金レースも大詰めを迎えた。
賞金2位の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)は、2位に終わった先週の「ダンロップフェニックス」をもって渡米。当初掲げていたとおりに、PGAツアーの2次予選会挑戦のために旅立った。
現在賞金3位の蟬川泰果(せみかわ・たいが)と、同1位の金子駆大(かねこ・こうた)との差額は3719万7130円で、本大会のV賞金は3600万円。
さらに、次週のシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は4000万円。
本大会で、金子が今季3勝目を飾れば、最終戦を待たずに初の賞金王が確定する。
または2位でも、現在賞金13位(清水大成)以下の選手が大会優勝なら金子の戴冠が決まるという断然有利な状況の中、金子と蟬川が、初日を共に6アンダーの3位タイで滑り出た。
賞金1位の金子。
「他の人のスコアも気になりますけどきょうは自分のゴルフに集中できた」と、7バーディとボギーは1個。
「若いからよく寝れられる笑」と最近は、夕食まで毎日2時間ほどの昼寝を欠かさず、今週はプレー後の練習も、あえてやらない方針だ。
「調子が良いときはやりますが、いまはあまりよくないので」と体力温存を優先。
初戴冠に備える。
賞金3位の蟬川は、「きょうは一番長いのでも4メートルくらい」と、ショットでつけたチャンスを余さず決め、今月最初の「ACNチャンピオンシップ」初日に次ぐ「66」には手ごたえ。
「3アンダー、4アンダーというのは4日間のうち1回は出ても6アンダーまでのスコアは久々かな」と、好調ぶりをうかがわせた。
賞金レースの渦中にいるが、賞金1位の金子を意識しながらプレーはしない。
ただ、「もしかしたらチャンスあるかも、というところで優勝は必須」と、置かれた状況で最大限の努力はする構えだ。














