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ダンロップフェニックストーナメント 2025
今週、お風呂でひらめいた。前田光史朗が自身初の首位発進
プロ4年目の前田光史朗(まえだ・こうしろう)が2位と2打差をつけて、自身初のトップで飛び出した。

ひらめきは、今週月曜日の夜のホテル併設の大浴場だった。
「先週までショットは良かったけど、パットがダメで。変えてみよう」と、思い立ち、翌火曜日の練習ラウンド中に、「ヘッドは同じで、違うネックのはないですか?」と、メーカーさんにオーダー。
「あるよ」と、渡されたのが、マレット型のショートスラントネックで、パット練習場で転がしてみたら、これまでのクランクネックから一変して好調。
ただ、その日はプロアマ戦。メンバーに入っていなかった前田はラウンドできず、この日が“初実戦”だったが、スタートの1番でワンピン(約2.5メートル)バーディを奪うと、3番では奥から10メートルも決まるなど、「特にスライスラインでしっかりボールがつかまってくれる」と、にらんだとおりに手ごたえ抜群。
ただし、この日奪った7つのバーディを振り返ったときには「すべてフックラインでした、笑」というオチはついたが、ボギーは手前のバンカーから寄らず入らずの6番だけと、難コースで6アンダーの「64」をマーク。
自身初の単独首位発進し、「松山さんや、海外選手と回れるのは日本ツアーだと、この試合しかないと思うので。そういうチャンスはしっかりつかんでいきたい。特にショートゲームが見たいです」。
ビッグネームとのラウンドを熱望している。
このたびPGAツアー昇格を果たした平田憲聖(ひらた・けんせい)や、中島啓太(なかじま・けいた)と大学は違うが同学年で、今季再三のV争いで日本ツアーを賑わす古川龍之介(ふるかわ・りゅうのすけ)は、日大同期。
4年時には主将の古川を、副将の前田が支えるなど、切磋琢磨を続けてきた。
「ツアーにでている同期はまだ僕と龍之介だけなので、凄い刺激になる。先週も、優勝争いをしていたので逆に悔しさとかもあって、本当にいいライバルだと思います」。
共に初Vを目指す身としても負けてられない。














