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ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント 2025
PGAツアー昇格の平田憲聖は13位フィニッシュ「来年は勝負の年」と恩人からエール
降雨で最終ラウンドが中止となったにもかかわらず、新イベント「ACNゴルフェスin三木」も合わせて最終日もたくさんのファンが駆けつけてくださった。
感謝の気持ちをこめて、優勝した杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)をはじめ、ACN契約選手の堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)や、石川遼(いしかわ・りょう)ら、出場選手がサイン会を実施した。
ACN契約選手で来季から、PGAツアーに挑む平田憲聖(ひらた・けんせい)も長蛇の列に対応。
クラブのかわりに一心にペンを振るった。
一昨年からACN契約選手として活動する。
マスターズの出場権がかかった先週の「香港オープン」から急いで戻った大事な本ホスト試合は、今季の自身の国内3戦目。
「きょうもプレーをして、杉浦(悠太)を脅かすくらい伸ばしたかった」。
最後の勝負に挑めずして、同じ契約メーカー「ミズノ」の後輩プロを勝たせてしまったことはちょっぴり悔しいが、「天気はしょうがない。最低限のプレーはできた」。
初日58位の出遅れから、3日をかけて13位タイまで順位を上げて来られたことには安堵した。
くしくも3日間とも同組でプレーをした石川遼(いしかわ・りょう)は、前日の3日目に「65」の猛チャージ。
「ほんと、遼さんとのラウンドはいつも楽しいですし、僕も一緒にもうすこし伸ばせたら良かったですが、3日目まで本当にたくさんのお客さんの前でプレーをお見せすることができたのは良かった」。
自分も大会の盛り上げに貢献できたことも嬉しかった。
一昨年11月に、大会主催のACNホールディングスとスポンサー契約を結ぶと、昨年は金谷拓実(かなや・たくみ)と最後まで賞金レースを争い2位と大活躍。さらに昨年末には、PGAツアーの予選会にも挑戦し、二部・コーンフェリーツアーの出場権を獲得した。
日本ツアーを留守にすることには懸念もあったが、「どんどん挑戦してきたらいい」と、快く背中を押してくれた一人が、同社の藤岡・代表だった。
ポイントランキング上位による来季PGAツアーへの昇格も誰より喜び、「来年は勝負の年。いろんなことを犠牲にしてでもいい準備をして優勝してこい」と、力強いお声もいただいた。
「本当に頑張りたい」。
恩人のエールを背に、思い存分羽ばたくつもりだ。














