記事
ケーダッシュセカンドチャレンジカップ in 茨城 2025
丸尾怜央は1ストローク及ばず。ただ優勝への手応えはバッチリ
18歳の丸尾怜央が10代でのツアー優勝に向けて最終日に追い上げた。
首位とは5打差の5位タイからスタートした丸尾は1番、2番を幸先よく連続バーディとすると、折り返しの9番でもバーディを奪取。もはや勢いも流れも丸尾だった。
終盤の15番、16番でも連続バーディを奪い、最終ホールを迎えた時点ではトップと1打差。悪くてもパーで上がりたい局面で、セカンドショットがバンカーにつかまってしまう。そのバンカーショットはソールが地面に弾かれてシャンク気味に。ただ、そこから底力を見せる。
「最後は粘れましたね。4打目を入れるしかなかい状況だったので」。
グリーンエッジからのアプローチをねじ込み、通算15アンダーでホールアウト。残すは最終組で、トップの梶村夕貴がボギーならプレーオフだったが、あと1ストローク及ばなかった。
「今週はショットが良かったので上位に行けるかなという感覚は持っていました。グリーンを外した時に今週は8割くらいボギーにしてしまっているので、そこを課題に次も頑張りたいです」。
優勝には届かなかったものの、課題は明確だった。優勝するために何が必要か。ルーキーイヤーの今年は序盤こそ順調だったが、途中から減速。連戦の疲れに対応できないケースがあり、調子自体を落としていた。ただ、その辺は若さゆえの対応力の高さなのか、連戦でもいかに疲れを残さずにパフォーマンスを高めるかを自分なりに体験から学び、それを実践できている。トライ&エラーを繰り返すたびに強さを身につける丸尾の次戦に期待したい。













