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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2025
丸尾怜央が師匠の中嶋常幸から勝ち切るための秘策を伝授
5アンダー67をマークして首位と1打差の5位タイと好スタートを切ったのは丸尾怜央だ。
昨年、ファイナルQTに進出した丸尾は今年の春に高校を卒業したばかりの18歳。ジュニア時代、輝かしい戦績を残してきた丸尾だけに、プロとしてやっていける自信は十分に持っていた。ファイナルQTの時には「トップ通過を狙う」と若者らしい歯切れのいい物言いが印象的で、大きな期待を抱かせてくれた。ただ、今シーズンが始まってからは、成績は悪くはないものの、あのときに感じた勢いというか、オーラのようなものが薄れているように感じた。
それは丸尾自身も思っていたようで「プロになってもっとできるという思いはありました。実際は(プロの世界は厳しいとわかっていたので)想定していたよりもできているとは思ってはいるんですが、なんとなく」
ACNツアーは開幕戦から14位タイ、7位タイ、17位タイと悪くないが優勝争いには加われていない。その原因を師事する中嶋常幸に聞きにいったところ「後半こそ攻めろ」と言われたそう。
丸尾曰く、前半で4アンダーや5アンダーを出すと守っているわけではないが、無意識に安心してしいまっている部分があったと振り返る。そうではなく後半だからこそ、そのスコアを維持しようとせずに攻めると言う気持ちを持つことの重要性を助言された。その通りにこの日は後半に4バーディを奪っている。この吸収力の速さというか即効性は若さと才能が成せる技なのかもしれない。
明日以降も常に攻める気持ちでコースと対峙する丸尾のプレーに注目したい。













