今シーズンは『I Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘』でツアー初優勝を飾っている山本大雅だが、その後は予選は通過するものの、優勝に絡むような試合運びができていない。

要因は自身の中でもなんとなくわかっていて、いい流れを継続することができずにいる。

「ゴルフの状態は悪くはないんですが、ちょっとしたことでゴルフが噛み合わない感じで。結果が悪いと、ダメだったところばかり気にするようになってしまって」。

結果が伴わない要因が明確にわかっていればそれなりに対処ができただろうが、山本の場合はラウンドする度に悪い部分が異なるケースが多かったため、そこに対応することができなかったと振り返る。

ただ、今週はパットの調子がいいこともあって、あまり悪い箇所にフィーチャーせずにプレーすることができている。

「今日のスコアは上出来ですね。パー70ということもあり、優勝するには15アンダーくらいかなとは思っていますが、スコアのことはあまり気にせずにプレーすることができています」。

もちろん毎試合勝ちたいと思って出場しているが、そこに固執することなく自分のプレーに徹することができるのが山本の強みだ。

本音は２勝目を挙げたい思いもある。ただ、今はそのことよりも自分の中で納得できるゴルフができるかどうかに拘りたい。その気持ちを胸に残り２日間もコースと対峙する。

• 山本 大雅