昨年のQTランキングが５位だった新村駿だが、今シーズンはレギュラーツアー、ＡＣＮツアーを含めて思うようなゴルフができずに苦しんでいる。

「今年はあまり良くないですね。今年はレギュラーツアーに全試合出られているんですが、いろんな選手を見ているうちに、スコアを見ただけではわからない上手さがあるんだなと感じています。一つ一つの技術が高いので、今は少し学びの目線になってしまっている部分がありますね」。

１ヶ月ほど前、新村は調子がいいのに結果に結びつかないと話していた。それはプロにとっては掴みどころがない苦しい悩みと言える。おそらく、レギュラーツアーに出て、調子が悪いのにスコアをまとめてくる選手らを目にして、自分との違いを痛感していたのかもしれない。悪いなりに結果を残す。プロにとっては最も大切なことだが、それができるのはやはり圧倒的な技術力の高さがあるからだ。

新村はそれを肌で感じたからこそ、今は言う学びの目線が強まっているのだろう。ただ、それ自体は悪いことではない。自分に何が足りないのかが明確にし、次に進むべき課題を示してくれるからだ。

今はまだ結果が出ずに苦しい時間を過ごしているが、これが糧となり必ず飛躍できるはず。まずは後半戦に向けて今週の新規大会で何かのきっかけを掴みたいところだ。

• 新村 駿