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南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント 2025
新村駿が現状打破に選んだのは“ChatGPT”
ゴルフの調子は悪くはない。それなのに結果に結びつかない。今季の新村駿はレギュラーツアーでは9試合に出場して予選通過はわずか1試合のみ。ACNツアーは今週が4試合目だが、なんとか浮上のきっかけをつかみたい。そこで新村が取り入れたのが“ChatGPT”だ。
「自分では今のゴルフはそんなに悪いとは思っていないんです。でも結果が出なくて、なんでだろうと思っていました。それで客観的な意見が欲しいなと思ったんです。“ChatGPT”は情が入っていないので、それで試してみようと」。
結果は「あなたは飛距離が出るタイプですが、ショートゲームを向上させるともっと良くなりますよ」と分析結果が出され、さらに練習プログラムまで答えてくれたとのこと。
「試合のある週の月曜日はこれをやって、年間でここまでにはこれくらいまでにはなりましょう的なことも出してくれるんです」。
ゴルフの内容が悪いわけではないだけに、そこまで深刻ではない。“ChatGPT”を全面的に信じているわけではないが、単純に客観的な目線が欲しかったのは事実だ。
前の試合(ジャパンクリエイトチャレンジin福岡雷山)で、初日、2日目と同級生の古川龍之介と同組でラウンド。結果は、新村は予選落ちで古川は優勝争いに食い込んだ。

「自信は感じましたね。飛距離が伸びたり、アプローチがズバズバ寄るみたいなことはなかったんですが、普段一緒に回っている感じと変わらない。もちろん普段から上手いので、別に優勝したことも驚いていないですけど、変なことは一切していなかったですね。今までは試合だからこそ丁寧にやりすぎたりとかがあったんですが、そういうのが全くなかったですね」。
客観的に古川のプレーを見てどう感じたかを教えてくれた新村。新村自身もそういう目からの評価が欲しかったのかもしれない。
何が悪くて、どういう解決策を“ChatGPT”は与えてくれたのだろうか?今週の結果を見つつ、さらに深掘りしてみたい。















