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ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2025

復活Vを目指す吉本翔雄と2戦連続Vを狙う若原亮太が首位タイ発進!

福島県にあるグランディ那須白河ゴルフクラブを舞台に『ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま2025』が開幕した。

連日の酷暑から徐々に朝夕は涼しさを感じられるようになった会場周辺。そんな気候に誘われてか、例年通りの伸ばし合いの様相を呈する幕開けとなった。

 

初日に8アンダー64をマークして首位タイの好スタートを切ったのは吉本翔雄と若原亮太の2人だ。

ホストプロではあるが、今シーズンは出場できる試合が限られている吉本。スタート時に緊張感はあったか?の問いに、意外と緊張はしなかったと吉本。

「先週のISPSの時の方が緊張はありました。あれがなくて今週の試合だったらかなり緊張していたと思います」。

先週の試合は予選落ちに終わっているが、ある意味で今週の試合へのいいステップになったのかもしれない。

 


 2022年にツアープロ転向して、2023年はACNツアーで好成績を残した。2024年のレギュラーツアーは初めての経験だらけで、少し浮き足立っていたと振り返る。その一つがクラブに関してだ。

「ツアーバスがあって、そこですぐに調整してもらえることが嬉しくて。今思えばですが、それでやり過ぎていた部分があったのかなと思います」。

昨シーズンの途中でクラブをチェンジしたことで、正直なところ調子を落としてしまった。そういう環境に慣れていたなら、もう少し冷静にチェンジするタイミングを測れたかもしれない。ただ、そんな経験があったからこそ自分にマッチしたクラブと真摯に向き合えているし、かつ試合に出られない時期に飛距離アップにも成功した。

「飛距離が伸びたことが今日は上手く活かせたかなと思います」。

ゴルフ自体は好調なだけに、自信を取り戻せば残り2日間も伸ばし続ける可能性は大いになる。

 

もう一人のトップタイの若原も、しっかり初日から伸ばし合いに対応してきた。

「正直なところはもう少し伸ばせたと思いますが、でもいいスタートだと思います」。

2戦連続優勝を狙う若原だが至って気持ちは冷静だ。

「ショットの調子はかなりいいので、冷静にプレーできていると思います。初日は良くても明日はまた違う流れが来ると思うので、その辺りも頭に入れながら冷静にプレーしたいと思います」。


 

出るからには優勝を狙うのは当たり前のことだが、その中で攻め所、守り所をいかに冷静に見極めるかが勝負の分かれ目になる。吉本と若原の2人は初日からそれをしっかりやり切った。

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