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ビンセントがアフリカで単独首位、桂川がドイツで3位(海外ツアー)

今週は日本勢と、JGTOゆかりの選手がモロッコ、ドイツ、アメリカで躍動する。

アジアンツアーの「インターナショナルシリーズモロッコ」を単独首位で決勝ラウンドに進んだのは、日本ツアー3勝のスコット・ビンセント


「ここは、私が子供の頃にプレーしていたジンバブエのゴルフコースにとてもよく似ているので、まるで故郷にいるような気分です」と、ビンセントはアジアンツアーの広報に答えた。
それもそのはず「会場のロイヤルゴルフ・ダルエスサラームは、コースの芝生は、ビンセントの故郷、ジンバブエから運ばれたものだそうだ。
本人もそれを聞き、燃えないわけがない。

モロッコとジンバブエはアフリカ大陸の北端と南端。
「アフリカの土を積んでいると本当に素晴らしい気分になります」と、パー73に対して初日の「71」からこの日は「66」で上昇し、2打差をつける通算9アンダーの単独首位で決勝へ。

推薦をいただいて出場した先週のジャパンゴルフツアー選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」では3位に入るなど、昨年までメンバーだったリブゴルフで資格を失い、今年は稼ぎ場を求めて世界を奔走中。
「やっていることは以前とほとんど変わらないのに調子が上がったり、下がったりするのはよくあることです」とビンセント。
「いろいろなことが上手くいってとても嬉しいですが、まだゴルフはたくさん残っています」と、決勝ラウンドに向けて改めて気合を入れた。

そのほか、比嘉一貴(ひが・かずき)が10位。村上拓海(むらかみ・たくみ)が19位。浅地洋佑(あさぢ・ようすけ)と、先週優勝の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)が27位。池村寛世(いけむら・ともよ)と杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)が38位と、日本勢は全員、予選を突破し、首位のビンセントを追いかける。


    そのほかの海外ツアーはドイツミュンヘンで行われている欧州・DPワールドツアーで行われている「BMWインターナショナルオープン」で桂川有人(かつらがわ・ゆうと)が首位と3打差の通算9アンダー・3位で決勝へ。
    中島啓太(なかじま・けいた)は通算4アンダーの37位で予選通過した。
    先月の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」のV資格で出場権を得ていた蟬川泰果(せみかわ・たいが)は通算3オーバーの135位タイで予選敗退した。


    PGAツアーの「ジョンディアクラシック」は、星野陸也(ほしの・りくや)と久常涼(ひさつね・りょう)と大西魁斗(おおにし・かいと)と金谷拓実(かなや・たくみ)が決勝進出を争っている。

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