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〜全英への道〜ミズノオープン 2025
ビンセントが全米OPに続く今季2枚目のメジャー切符へ好位置
22年の大会覇者が勝ちに戻った。
ジンバブエのスコット・ビンセントが前半5番から3連続を記録したほか、6バーディ、2ボギーと2番のイーグルはグリーン左のほうからチップイン。
「今日はドライバーとパットが良かった」と、攻守揃えて6アンダーの「66」。
1差の2位発進した。

19年から日本ツアーに参戦し、22年の本大会では7打差を逆転。通算3勝を誇ったが、翌年から軸足をアジアンツアーや、LIVゴルフに移してしばらく日本は遠のいていた。
アジアンツアーでは、弟のキーランとのきょうだい出場。
それはそれで「素晴らしい日々」と堪能するが、「でも、また日本で頑張りたい」と、目標をかかげる。
今年は出場資格がないため、推薦を受けた4月の新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP」と、歴代覇者の資格で出る本大会で今季2戦目と、少ないチャンスに賭けている。
「去年は少し調子を崩していたのですが、新しいコーチについてスイングに少し変更を加えたんです。たくさん練習して、スイングコントロールがよくなってきました」と、状態は上向きだ。
本大会のV時にも話題になった金色の長髪を昨年、ばっさり。
「気分転換です」と、クールに笑う。
日本ツアー転戦時は、キャディとして常に支えてくれた奥様も、今や2児の母。
現在は、母国で結果を待つが「また、日本に遊びに行きたい」と熱望しているそうだ。
「また日本で一緒に歩けたらいいな」。
先週月曜日に、滋賀県で行われた「全米オープン」の日本予選で杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)と並ぶトップ通過を果たした。
今週の狙いはもちろん、日本での通算4勝目と共に、上位3人が得られる「全英オープン」の出場権。「そうなればいいですね」。
今年2枚目のメジャー切符にブルーグレーの瞳が輝いた。














