夫人をキャディに、今季初シード入りの中川勝弥（午前スタート）が暫定７位タイ浮上

今週、心強い味方を、連れている。
地元・石垣島出身で、以前、10年間、大阪市内のキャディ派遣会社に勤めていためぐみ夫人が、バッグを担いでいる。
特にグリーン上の読みが完璧で、前半インコースの４つのバーディは、すべて、めぐみさんのおかげ。
ノーボギーの66、通算7アンダー暫定7位タイでホールアウトした中川は、行き違う選手たちに、「今日は奥さんの、愛の力やろ？」と声をかけられ、満面笑みで「そのとおり！」とうなずき、愛妻家ぶりもみせつけていた。

沖縄のコースにも慣れている。
めぐみさんと知り合った3年前から、オフシーズンは、毎年、夫人の実家に泊まりこんで、合宿を行ってきた。
島内唯一のゴルフコース、石垣島ゴルフ倶楽部では、ここザ・サザンリンクスGCよりも「もっと激しい風の中」が吹き、経験から、強風下のプレーには、自信があるのだ。

「ここでのゴルフは、なんといっても、まずは天候次第」と読む中川。
予選第2ラウンドの競技終了を待って迎える最終日も、「優勝とかにはこだわらず、目の前の1打1打に集中して、戦いたい」と言って、めぐみ夫人とうなずきあっていた。

• 中川 勝弥