2番パー５のイーグルから快進撃は始まった。イーグルを口火に3番からは４連続バーディ。後半に入ってからは10番から３連続バーディと入り出したら止まらない状態だった。

「今日はティショットがそれほど良かったわけではなかったんですが、アイアンが良かったですね。そのチャンスを全部決められた感じで、パッティングも良かったと思います」。

13番ホールでこの日初めてのボギーを叩くものの14番、15番と連続バーディでバンスバック。大会レコード更新は間違いなしかと思われたが最終18番ホールで落とし穴が待っていた。

「最後はティショットが右にOBでした。このコースは全体的にティショットが気持ち良く打てるわけではないんですが、最後はバーディを獲れば59だったので、ちょっと意識してしまったのかもしれません。それでも今日は頑張れたと思います」。

今シーズンの若原は自分自身に常に課題を課して、それをどう克服するかを考えながらゴルフに取り組んでいる。この日もバーディが止まらない状況になりながらも、スコアを気にすることなく目の前の１打に集中し続けた。最後の最後は少し欲が出てしまったが、そういう感情的な部分が出るのも悪くない。むしろ今の若原ならこの失敗を明日にプレーに活かすことができるに違いない。

明日の２日目も今日と同じく、ひらすら自分ができるゴルフに徹するつもりだ。

• 若原 亮太