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〜全英への道〜ミズノオープン 2024

首位タイ浮上の今平周吾が心を燃やした相手

18、19年の賞金王が土曜日のリーダーボードを一気に揺るがした。
今平周吾(いまひら・しゅうご)が6アンダーの「66」をマーク。
通算11アンダーで、トップタイに浮上した。


静かに燃えるタイプです


4打差の8位タイからこの日3日目のターゲットは、同い年のライバルだった。

初日からにぎやかに首位を走った堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)は小学時代から知る。
「あいつには負けたくないな」と炎を燃やして堀川の専売特許でもあるマネジメント力で対抗。

「昨日まで、ピンを攻めていたけどあまりショットの調子がよくないのできょうはセンター狙い」。
この日も風が吹く中、鉄壁のディフェンスでボギーは16番のひとつだけ。
7番での3連続を含む7バーディを奪って首位にとってかわった。

互いに30歳を過ぎた今。
通算4勝の堀川に対して、今平は9勝。
18、19年には2年連続の賞金王に就いた。

確かに、キャリアでは差をつけたが堀川は今や登録数35.2万人を誇る人気ユーチューバーだ。
でも、「僕は、開設する予定はありません」と今平。
「ミクムはそういうポテンシャルが高い。すごいなと感じます」と、コース外での活動も含めて同級生を称えつつ、「僕は違う面で勝てるように頑張ります」。

まずは今週、史上34人目の10勝目に挑む。

本大会の上位3人には「全英オープン」の資格もあり、今年の会場のトゥルーンは2016年に、本大会の日本予選を勝ち抜き、初めてメジャーに挑戦したコースである。
以後、「全英オープン」には3回出たが、いずれも予選通過は果たせていない。
「また同じところでリベンジしたい気持ちがあります」。
初メジャーから8年。
不動のキャリアを重ねて見るリンクスコースにはまた違った景色が広がるはずだ。

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